また、詳細な3次元地形データを取得できるため、CIM Construction Information Modeling のためのデータとして活用し、土木構造物建設の効率化を図ることも可能です。 ドローン測量に最も適している天候は曇りの日です。 そして、その測量成果には常に高い精度が求められます。
19しかし立体視によって物を立体的に見ることができるようになったとしても、それは厳密な高さを表していませんので、言ってみれば疑似的な立体なわけです。
その代わりに「プロセッシング」という後処理を行って、取得データを点群モデルに変換してあげる必要はあるのですが、作業効率はグンと高まります。
基本的にカメラは真下を向けて撮影を行い、一定の飛行速度でインターバル撮影をしながら写真撮影を行います。 ぜひ片目ずつ目を瞑って試してみてほしいのですが、右目と左目で見えている範囲が違っていることがお分かりいただけるかと思います。 自動航行の設定を行うソフトウェア(アプリ)• 時には、紙や書類といった2次元の平面図や設計図に起こして、工事を進めていました。
これが観測地点と対象物までの距離の違いによって起きる「視差」です。
作成した地形図は数値地形図データファイル(DMデータ)や各種CADデータに変換したり、出力図として成果品になります。
立体観測装置(数値図化機)に違う視点から撮影した重複する2枚の画像を取り込み、立体表示された画像から地物をなぞるように地形図を作成します。
前回の記事では、ドローンによる測量が「どのように広まったか」という背景に触れたのに対して、今回はより具体的に「なにがメリットなのか、あるいはデメリットなのか」について触れました。
そういった今まで解消できていなかった負を解消できるのがドローンを用いた測量です。
自動航行可能な長距離飛行対応機種をベースに、キャリングケース、充電器、プログラム用ノートPC、トレーニングなど、すべてをワンパッケージ化しました。
小型の飛行機やヘリコプターを用いて写真を撮影、解析するという手法がそれにあたります。 レーザー機器はドローンに搭載することも可能です。 点群を取得して測量を行う上で草木は不要物であり、場合によっては測量のために刈ったり切り倒したりといった作業が必要となる場合がありますが、レーザー照射であればそうした余計な作業をすることなく地表面のデータ取得に期待が持てます。
5とはいえ晴れの日がダメというわけではありませんので、予備知識として覚えておいていただければ大丈夫かと思います。
ノートPCには、飛行プログラムを行うソフトはもとより、飛行状態をリアルタイムにモニターできるテレメトリーシステムも設定済みです。
飛行アプリによってはラップ率を自動計算して飛行してくれるものもありますが、そうでない場合にはUAVの飛行高度とカメラ解像度、飛行速度等からシャッター間隔を計算して飛行させる必要があります。 土砂崩れ・崩落といった災害時に現況を迅速に計測する• 対空標識に関してこちらでも詳しく解説しているのでよければご覧ください。 事務所で予めプロットされた飛行ルートを自動航行し、撮影することもできます。
8原理は難しくてまだよく分からない、という方もいるかもしれませんが、やることはシンプルですので、こちらを読んでいただくともう少しイメージが湧くのではないかと思います。
航空測量用アナログカメラがデジタルに進化したもので、基本的な構造は一般的なデジタルカメラと同じです。