ゼブは彼の自宅に訪問し、家族に通されて本人に会うと、いきなり拳銃を向けてアウシュビッツにいたかと問い掛ける。
繰り返し見たらもっと様々な伏線を見つけることが出来るだろう。
銃を向け、「真実を語れ!」とゼブは叫ぶ。
知っている人からすると、けっこうなジョークです。
沢山の人間を殺した、と。 。 二人目の男は、ナチス親衛隊どころか同性愛者として自身もアルシュビッツに収容されていた捕虜で、ゼヴは同じ苦しみを経験した者同士抱き合って涙を流します。
2ここからネタバレを含むよ!! ぷるぷる復讐者 さてさて前置きもしたことですし、戯言からいってしまいましょう。
手紙は憶えている のネタバレと感想 ポイント1 記憶を忘れる人間が、操られて殺人を行うというストーリーは、メメントに似ているが、メメントよりも遙かに簡単で複雑さは無い映画。
ゼヴは混乱し、詰め寄るコランダーを撃ってしまう。 この後に物語はアッと驚く展開をするのだが、実をいうと自分はこの手紙の読み上げのシーンで、この映画の真相を正確に予想することが出来た。 簡潔にまとめると、「面白いけど、すぐ忘れてしまいそう」という感じです。
2起きてルースを探すが、左手首の「手紙を読む」という文字を見つけ、マックスの手紙を読み、苦悩するのだった。
ポイントは、主人公のゼヴが90歳という高齢であり、認知症を患っていることです。
この言いっぷりは、まるで「自分が憶えていなかったとしても、この手紙の指示を疑うな」とでもいいたいかのようだ。
9傷心して座るゼヴの耳に、どこからともなく聞こえてくるピアノの音。
《エピローグ》 ゼヴがいた施設では、認知症で自分のしたことを理解していないという声があったが、マックスが「彼は自分が何をしたか分かっている」と反論した。
でも観ればわかるとおり、この2つの問いはセットになることで解消されます。
「犯人は俺でした」と気付いたゼヴ爺さんは、自らの銃で頭を打ち抜いてご臨終。
あの時のドイツはヒトラーが良くしてくれると信じていたんです。